モンキーカスタム専門ショップR-STAGEの新型デイトナ119ccDOHC組み込み風景

TIPS

新型デイトナ119ccDOHC組み込み風景

Vブロックとダイヤルゲージ
今回は、 クランクの芯ズレを確認するため、 Vブロック&ダイヤルゲージで、 デイトナクランクの精度を調べます
デイトナクランクシャフト
このようにセットして、 ダイヤルゲージを両側のシャフトの真ん中にあてます
デイトナクランクシャフト拡大写真
ダイヤルゲージをゼロにセットして、 クランクをゆっくり回転させて、 芯ズレ(ブレ)を確認します。 デイトナの取説には0.03mm以内となっています。 今回はブレは0.02mmでしたのでOKです
デイトナクランクシャフト
これが今回使用する、 当店オリジナル強化クランクケースです
R-STAGEオリジナル強化クランクケース
まずミッションですが、 今回はタケガワストリート5速ですが、 乾式クラッチを組み込むため、 メインシャフトを交換してやります
ミッション
乾式クラッチ用メインシャフトは、 湿式に比べてシャフト長が長いです
ミッションクランク
これが先ほど芯ブレを確認したクランクですが、 この六角イモネジの意味は、 バランスをとるのではなくて、 エンジンの特性を変えてやるものです。 皆さんはよく誤解されているようですが、 このネジを取り付けるか付けないかで、 特性が変わるんですね! ちなみに全て取り付けた場合は、 6000~7000rpmの加速が重視されるような特性になると、 取説にあります (今回は全てネジを取り付けました)
モンキー用クランクケース
これは右側のケースです(ノーマルモンキー用)
モンキー用強化クランクケース
これは左側のケースです(砂型の強化ケースです)
モンキー用クランクケース
まずガスケットを入れてクランクを組み込み、 左右のガタをみます
シムをセットしたモンキー用クランクケース
今回は左側に0.4mmのシムをセットしました
クランクシャフト
シムがクランクに置いてありますね! これでガタを調整して、 ミッションの組み込みに入ります
ミッションとキックシャフトとクランクケース
乾式用ストリート5速の組み込みです。 このように全てをセットして一度に全てを入れます
クランクシャフト
ミッションを入れたら、 キックシャフトを組み込み、 クランクケースを合わせます
クランクシャフトとメインシャフト
ケースを合わせて、 全てのボルトを対角線で締め付けていきます。 この時再度クランクの左右のガタを確認しておきましょう。 あと、メインシャフトを回して、 軽く回ることも確認しておきます
クランクケース
クランクシャフト&メインシャフトに、 クラッチ関係のギヤを取り付けます。 もちろん強化オイルポンプも取り付けます
クランクケースとアウターカバー
乾式なので、 もうここでアウターカバーを取り付けします
クランクケースとアウターカバー別角度
取説の手順にそってクラッチを組み込みします。 乾式なのでオイルなどを塗布する必要はありません
腰下完成
これでほぼ腰下の完成です
デイトナのDOHCヘッド
これが新型デイトナのDOHCヘッドです。 ポートの仕上げやカムが変更されています (通称ミッキーヘッド)
デイトナ楕円吸気ポート
デイトナ楕円吸気ポートですが、 写真ではわかりづらいですね
DOHCピストン
ピストンにリング類を組み込み、 初期カジリ防止のペーストを塗布してやります
オールアルミニカジルメッキシリンダー
これがオールアルミニカジルメッキシリンダーです (表面ははっきり言って汚い感じです)
ミッキー頭
ミッキー頭装着!
DOHC
これは正面からですが、 DOHCの場合プラグが、 通常のものより長いものを使用します (キットに付属)
強化カムチェーンとヘッドの機構部分
強化カムチェーンとヘッドの機構部分です
カムスプロケット
カムスプロケットを装着して、 合わせマークを写真のように合わせてやります
カムスプロケットカバー
カムスプロケットカバーを装着して、 ほぼこれで腰上の完成です
ミッキー頭
ヘッドボルトなど、 各ボルトの締め忘れが無いか、 再度ここで確認しておきましょう
排気側のポート
これは排気側のポートです
エンジン
車両にエンジン搭載!
マフラーと乾式油圧カバー
マフラー&乾式油圧カバー装着!
デイトナアウターローター
電装系装着!(デイトナアウターローター)