モンキーカスタム専門ショップR-STAGEのウェットブスト処理とバフ掛けの処理例

TIPS

ウェットブスト処理とバフ掛けの処理例

ノーマルヘッドやそれらに付属しているカバー類など、 放熱性のためにフィンが付いていますが、 これらが邪魔をして汚れたヘッドなどを綺麗にしようにも、 隅までいき届かないが現状です。 そこで以前「サンドブラスト処理」を紹介しましたが、 今回は「ウェットブラスト処理」とバフ掛け研磨処理の事例を紹介致します。

純正エンジンヘッドカバー
これはおなじみの純正ヘッドカバーです。 このカバーは新品のボアアップキットに使うものなので、 できれば綺麗にしておきたいものです。 新品のボアアップキット買っても、 カバー類がコレでは台無しです。 (もちろんブラスト処理代はカバー新品を買うより安いです)
ホンダモンキーの中古エンジン
モンキー中古エンジンの状態ですが、 殆どの車両はこれぐらい汚れています
エンジンヘッドカバー
先ほどのヘッドカバーを、 ウェットブラスト処理した状態です。 新品より輝いています!! これがウェットブラストのいいところです!
カムスプロケットカバー
カムスプロケットカバーも。 右が処理前、左が処理後です。 きになっていた、 カバー独特のアルミの腐食部分も綺麗になっています
カムスプロケットカバー
これは左から、 処理前、ウェットブラスト後、バフ掛け後の写真です。 元が左の写真のような状態だったとは思えないぐらい、 綺麗になってます
エンジンヘッド
同じくヘッドの比較です。 奥が処理前、手前が処理後です。 純正ヘッドの外側もですが、 ウェットブラストはガラスの粉を噴射するので、 燃焼室、バルブ、ポート内部まで処理することができます
クランクケース
これは処理したクランクケースを使って、 エンジンをオーバーホールしているところです
エンジン
これがエンジンの完成写真です。 新品のような輝きです。 もちろんピストンのカーボンなども全て落としていますから、 燃焼室もピカピカです
ウェットブラストの装置
ちょっと暗くてわかりにくいですが、 コレがウェットブラストの装置です。 他に大型コンプレッサーなどが必要です
ウェットブラストの処理中
ウェットブラストはその名のとおり、 水とガラスの粉末を混ぜて勢いよく噴射させることで、 隅々まで綺麗にすることができるのです
ヘッドのサイドカバーをウェットブラストの処理中
ちょっとわかりにくいですが、 ヘッドのサイドカバーを処理しているところです。 窓に水が飛び散ってくるので、 装置には「ワイパー」が付いています
エンジンヘッドカバー類
これが今回、 処理の依頼をしたカバー類です。 このカバーを見たらそのまま使う気がなくなりますよね(^^♪
エンジンヘッドカバー類
こちらは、処理後の写真です。 全てピカピカです!
スーパーヘッドの燃焼室とバルブ
スーパーヘッドの燃焼室とバルブですが、 これも新品状態です!
クラッチカバー
ここからはバフ掛けの事例を紹介します! 定番のクラッチカバーです。 メッキとは違うバフ独特の輝きが出ています!
FCRのキャブレター
これはFCRのキャブをバフ処理したものです
ピカピカのFCRのキャブレター
FCRもここまで光るようになります
スーパーヘッドとシリンダー
コレはスーパーヘッドとシリンダーをバフ賭けしています。 これらは一旦鋳物のブツブツをペーパーなどで落として、 下地を作ってからハブ賭けしているので、 手間と根気の両方が必要です
武川のツインカムヘッド
これは、武川のツインカムヘッドです! もうここまできたらオブジェのように輝いてますね(^^♪

※ブラスト処理は早く、確実の綺麗にしてくれることに大きな特徴があります。 私も以前クラッチカバーを手でバフ掛けしたことがありますが、 お風呂場で何日もかけてペーパーをあてて、 それからフェルトでバフ掛けして、 大変だった記憶があります! 皆さんもエンジンのオーバーホール時には、 このブラストを試されてはいかがでしょうか? 料金はたいだいヘッド単体 (タペットキャップ、サイドカバーなどが付いた状態)で、 \5,000程度です。