デイトナデモカー製作奮闘記!!
以前OVERさん向けにノーマルルックのモンキーを製作しましたが、 今年はデイトナさん向けに4Lモンキーを製作した風景を紹介したいと思います。
- まずは使用するパーツから! ステップはアグラス製を選びました。 このバックステップにする理由は、 まず「グッ」と踏み込んだときにプレートが逃げないです。 最近ステップ位置が変更できるタイプが出ていますが、 剛性が無いので全然使い物にならないです
- これは今回6Jのホイールを入れるので、 ワイドスイングアームを特注しました
- 車高も下げるので、 フォークアウターもカットして短くしています
- これが今回入れるホイールですが、 ハブが中に入ってしまうので、 オフセットブレーキアームを検討しているところです。 それとスプロケットの取り付け位置もここで確認しました
- スプロケット位置は、 結局45mm出しにしました
- 6Jチューブレスワイドホイールです
- GクラのB77タイヤを装着して、引っ張りにしました
- リムがかなり勝ってます
- いよいよマシン本体の製作に入ります。 バランスが大切なので、 取り付けては外して・・・の繰り返しです
- タイヤはご覧のような感じです
- タンクはミニトレールカラーにしました
- これがリヤハブ関係です。 当初は寸法を出すのに、 30mmと15mmのスペーサーを組み合わせて、 45mmにしました
- この箱に入っているパーツを取り付ける予定です
- これは当店オリジナルのキーステーです。 12Vのキーシリンダーが使えるように、 R-STAGEで製作したものです
- 12Vキーシリンダーは本体が長いので、 ステーもそれに合わせて伸ばしました
- スイングアームをどのくらいにするか悩むところです
- とりあえずノーマルフォークを入れて、 どんな感じになるか見てみます
- 再度マシン台に乗せてパーツの仮組です。 こうやって組み込んで、 そしてバラしての繰り返しなので、 結構手間がかかります
- フロントとリヤのタイヤとの関係を見ています
- ウインカーを取り付けました
- 手持ちにあったエンジンをとりあえず載せて、 再度バランス確認です
- シートも取り付けて序所に形が見えてきました
- マフラーもいろいろ取り付けて、 何にするか悩むところです
- これが初期の状態です。 バランスはこんな感じで決定です
- 一番心配していた、 フロントタイヤとのクリアランスですが、 殆ど無いです
- 車高の落とし具合を検討しているところです
- これはリアビューから撮影してみました。 さすが6Jですね迫力があります
- スイングアームは、 OVERさんのOVタイプをメッキ加工しました
- タイヤのセンター出しに苦労しました
- フロントフォークを切る寸法をどのくらいにするか、 ここで決めました
- タンクやテールを付けて、 再度バランス確認です
- これはリアの感じです。 いい感じでできそうです
- フロントフォークを仮に取り付けして、 シャコタン具合を見ています
- マシン台から降ろして全体のバランス確認です。 ここでは武川のスーパーヘッドのエンジンを搭載しています
- オイルクーラー位置は悩んだ結果、 ヘッド下にすることにしました
- こちらは斜め前からの撮影です
- ここで、 テールの位置、フェンダーの固定位置を決めていきます
- スーパーヘッドを搭載した理由は、 一度走ってみないと未知な部分が多いので、 走る用のエンジンです
- こちらはマフラーの形状を変えたので、 それらの確認です
- マフラーと地面のクリアランス確認ですが、 倒して曲がると擦りそうです
- マフラーの位置もだいたい決まりました
- これがスーパーヘッドとタイヤのクリアランスです
- チェーンを張ってチェーンラインの確認です
- エンジンはJAZZカウンターを入れて、 さらに15mmオフセットスプロケでラインを出しました
- バックステップやその他のパーツを付けて、 更にメッキが必要な部分を確認しています
- シートの位置が若干不自然ですが、 時間が無かったので、 このままにしてしまいました
- フロントフェンダーを下げて、 シャコタン具合を強調しました
- 外装を外して更にパーツの組み込みをします
- 今回はデイトナさんにマシンを渡すので、 サイドカバーにロゴを入れました
- タンクのHONDAと周りの白いフチは、 昼間に光を吸収して、 夜には薄いブルーに発光する塗料を使っています。 時計の文字盤などに使用される物と同じです
- サイドカバーを取り付けて、 再度バランス確認です
- これはほぼ全体の完成バランスですが、 エンジンはデイトナのDOHCにするので、 このエンジンとは異なります
- 全体のリアビューです。 今回のコンセプトは「大人の4L」ですので、 アルマイト関係のブルーや赤は全て排除しました
- ミラーもデイトナさんの角タイプにしました
- こちらもデイトナさんのタコメーターです。 バックライトが付くので夜でも見やすいです
- サイドスタンドステーが、 JAZZカウンターを止めるサポートのカラーと干渉したので、 削っています
- ちょっと暗いですが、 見える部分は殆どメッキしました
- サイドスタンドもデイトナ製にしました
- この仕様で一旦走ってみました
- 走ってみるといろいろ問題発生しました
- と言っているとやっとデイトナからDOHCキットが届きました
- 今回のデイトナDOHCは、 クランクが長くなって148ccになっているので、 期待できそうです
- 問題が発生した部分のひとつに、 スペシャルクラッチのワイヤーを固定するステーが、 付属品を使用すると右出しキャブの場合、 モロにキャブと干渉します。 今回は初期のスペクラのステーに変更しました
- ちょっと前後しますが、 シートの加工風景も入れておきます。 まずはアンコ抜きするためにシートをバラします
- スポンジにマジックで、 だいたいのラインを書いていきます
- こちらはシートベースですが、 鉄板製を選んでいます。 加工がしやすいので鉄板の方が楽です
- シートを簡単にアンコ抜きしました。 あとはカドの部分を整える程度でOKです
- シート表皮は専門業者に出して張り替えてもらいました。 後ろのHONDAロゴは刺繍で入れてもらいました
- だいたいこんな感じです。 あとはステーを短く加工して、 フレームに被る程度までシートを下げます
- やっとエンジンができたので、 早速搭載してバランス確認です
- 一番気になっていたキャブとの干渉ですが、 タンクやフレームとも干渉しなくて、 無事取り付けできました
- あと問題なのは、 このDOHCヘッドにどうやってオイルクーラーを取り付けるか、 悩みました
- 最終段階の状態です
- マフラーは最終的に、 OVERのレーシングダウンのブラックにしました。 この後はデイトナさんが、 自社のマフラーに交換したみたいです・・・ 仕方ないですね(^^♪
- オイルクーラーは、 武川のコンパクトクールが、 この位置で取り付けできるとベストなんですけどね・・・ やはりステーを作るしか手はなさそうです
- ここでは間に合わなかったのですが、 DOHCのヘッドカバーがメッキされていないので、 エンジン周りがちょっと寂しいです
- これが完成した車両です。 思っていたバランスに収まっていい感じになりました
- オイルクーラーも無事取り付けできてバッチリです
- プラグコードが黄色と赤ってのが、 どうしても許せないですね・・・ ここは全て黒にしたいところです
- ここからは、ワンオフで作ったパーツを紹介します。 まずフェンダーのステーですが、 これは5Lのメッキフェンダーを流用できるように、 ステーだけ作りました
- これがそのステーを使ってフェンダーを取り付けた写真です
- 殆ど純正と比べて違いがわかりません
- こちらは、 普通のマニホールドや、 FCRのダウンドラフトキャブが使用できるように、 キャブアダプターを作りました
- GクラマニでTMR28が取り付けできるようにもしました
- これは、 ノーマルスピードメーターギヤですが、 バラしてメッキ加工しました
- キャブ・ファンネルもメッキ加工して、 マニホールドもバフ掛けしてメッキしました
- 一番気になったDOHCとタイヤのクリアランスですが、 なんとか取り付けできそうです
- クラッチカバーもバフ掛けしてメッキ加工しました
- 最終的なエンジン周りです
- こちらは反対側です
- 標準で付属しているヘッド締め付け用の袋ナットですが、 必要以上に長いので短いタイプに交換しました。 この写真は付属しているタイプのナットです
- 干渉部分が無いか確認して、 あとはオイルホースの取り回しを検討していきます
- クラッチケーブルステーとキャブの位置関係ですが、 見た目でキャブにブチ当たるのがわかります
- こちらは、 ワンオフで製作したヘッド下オイルクーラーステーです
- これがそのステーを取り付けた状態です
- この部分がベストですね
- 標準のタペットキャップと交換で取り付けOKです
- これも最近流行ってるHONDAのエンブレムです。 取り付けできるステーを今回製作しました
- 完成車両を外に出して雰囲気を見ています
- この角度からが一番いい感じに写ります
- ちょっと斜め上から撮影
- これは前回OVERさん向けに製作した、 ノーマルルックのBig1カラーモンキーと一緒に撮影しました。 このように、 各メーカーさんのデモカーを製作させていただき、 大変感謝しております
- 最後に一番気になっていた部分の、 ヘッドカバーとオイルクーラーステーをメッキして、 デイトナさんに送りました。 取り付けはデイトナさんがやってくれたみたいです
※今回は、初めての太足モンキーを製作しましたが、 ノーマルの初期4Lモンキーフレームだと、 フレームのエンジンハンガー部分が折れてしまうことが発覚しました。 この部分を補強して強度を上げていかないと、 パワーに負けてしまうようです。 なんせ40年ぐらい前のフレームですからね(^^♪ 最近4Lモンキーが流行っていますが、 やはりモンキーらしさが一番出るのが人気の秘密だと思います